診療報酬改定

あっという間に日がたちます。4月以来、2年毎の診療報酬制度改定という悪弊に翻弄されながら、電子カルテのプログラム変換を終了させました。要領がわかれば、至極簡単なことと思います。ようやく馴れてきましたので、次回2年後にはもう少しスムーズでしょう。
それにしても、後期高齢者医療制度は何を考えて行われたのでしょう。戦後日本の功労者たる後期高齢者に対する新制度としては、あまりにも十分な論議が尽くされないまま、実施に至ってしまったとの感が大です。老人医療費の増大が問題だというところから始まった制度のコンセプトは、分かります。でも果たして、本当に政府が言っていることが、正しいのでしょうか。この制度導入でどうなるか、十分な試算もされていないのが、現状のようです。小生はずっと勤務医だったので、診療報酬改定がどのように行われるか、不詳でしたが、実情は最後の1ヶ月、あるいは最後の1週間でバタバタと決まってしまうことを知りました。話題になっている外来管理加算に関しても、本当に十分に論議が尽くされたのでしょうか。
こんなことでは、平成23年に実施されるレセプトの全面電子化もそら恐ろしく思います。

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